THE ROSETTA NEWS

宮崎市・宮崎神宮を訪ねる

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年6月20日

ディー・アンド・エル宮崎神宮を訪ねる・・・

 宮崎市街地の北に森に包まれた神社『宮崎神宮』を訪れた。木々に囲まれた参道を奥へ奥へ進んで行くと、厳かな拝殿が見えてきた。2礼2拍1礼を行なうところでデジタルカメラのファインダーを覗いてみた。社中央に鏡らしきものがピカッと光って何か動いているではないか。・・・少々驚きながらその鏡を良く眺めてみると、何と筆者がカメラを持つ姿が映っていた。なるほどと、やけに感心しながらまたカメラを持ち直した次第だ。

 前置きが長くなったが、同神宮は伝統ある神社で、その社伝によると神武天皇の時代に都が置かれ、後に神武天皇の孫が都跡地に神武天皇を祭ったのが始まりと記されている。毎年10月下旬には『神武さん』で親しまれる「神武大祭」が行われ、名物「シャンシャン馬」などが登場する。

◆宮崎神宮大祭・神武さんとシャンシャン馬◆

日時:毎年10月最後の土曜日・日曜日

場所:宮崎神宮⇒橘通⇒瀬頭町

由来:宮崎神宮の秋の大祭は「神武さん」と呼ばれる宮崎県下最大の祭。昭和24年にミス・シャンシャン馬が大祭に初参加したことが事のはじまりだが、そのルーツは、大正初期まで遡る。

 当時の新婚カップルは、日南海岸にある鵜戸神宮へお参りをする風習があったようで、宮崎からの道中はマウンテニョス・ロードの連続の難道だった。鵜戸参りを終えて帰ってくるカップルを親戚縁者たちが馬をひいて出迎え、新郎が手綱をとる馬に疲れた花嫁を乗せて帰るのが慣習となっていた。それをなぞらえ、今風に演出したのが「シャンシャン馬」。

 蛇足だが、同神社に多くの鶏を見かけたので、タクシードライバーにその理由を聞いてみた。ドライバー曰く、「いやあ、昔は祭り等で夜店が沢山あってですよ。そこで売っていたヒヨコを買った人たちがあ・・・育てるのが大変になってですよ。勝手に神社に放って行ったんですよ。もう野生化して、ネコが来てもちゃんと飛び回って逃げているんですよ。」と。


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