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新連載・ぐるり熊本市内めぐり(その5)小泉八雲旧居

THE ROSETTA STONE DAILY NEWS 2002年6月4日

小泉八雲旧居小泉八雲旧居

◆手取本町(鶴屋の裏)の家
 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が松江から第五高等中学校の教師として熊本に赴任したのは、漱石より4年半前の明治24年(1891)11月19日のこと。熊本に到着した八雲は、それから数日間は借家を探すために不知火館(後の研屋支店)に宿泊し、手取本町34番地(鶴屋裏)赤星晋策氏の家を借家として探し当てた。八雲は新居に神棚を特注し、毎朝その神棚に拍手・礼拝して学校に通っていたと言われる。当時の八雲の生活環境は、殆ど日本式の畳の上の生活であったようだ。  

◆1年後、坪井の家へ転居
 赴任して1年後の明治25年(1892)11月に、八雲は西外坪井町堀端35番地に転居。翌年11月に長男一雄が誕生しているが、一雄という名は、ラフカディオ(カディオは一雄の意味)に因んだものと言われている。八雲の熊本での最初の仕事は「知られぬ日本の面影」の執筆であった。そして次々に「東の国から」、「心」などの作品を書き上げている。八雲が世に作家として知られるようになったのは、この熊本時代の作品によるものだ。

◆第五高等中学校と八雲
八雲の授業は教科書をほとんど使わず、会話形式で英文学を易しく教える手法であった。英作文指導にも力を入れ、丁寧に添削をしていたようで、当時の生徒の英作文は「九州の学生とともに」 という作品の中で垣間見る事ができる。  

<利用時間>9:30〜16:30
<休日> 月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日
<入場料金> 大人200円、小人100円


⇒マップはこちらの「熊本城周辺」を参照してください。
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