ロゼッタストーンBLOGニュース
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ロゼッタストーンのオフィシャルBLOGです。ロゼッタストーンは1995年に熊本県第一号として生まれた異業種交流ポータルサイトで、現在は、フランスのパリ、カナダ、東京、静岡、京都、兵庫、沖縄など、国内外の特派員が日々アグレッシブに情報を発信しています。

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※文責:西田親生


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2011/08/16 コラム・雑感
琥珀色の珈琲の想い出・・・
琥珀色の珈琲の想い出・・・

 久し振りに足を運んだ珈琲アロー(八井巌マスター/75歳)。相変わらず若々しい素敵なマスターの笑顔を見る事が出来た。

 同店に最初に足を運ぶ切っ掛けととなったのは、30年前、新聞社時代の重役と夜のクラブ活動帰りの時だった。「ちょっと変わった珈琲があるが、飲んで行かんかね!?」と。

 そこは三島由紀夫、ジャズシンガーの阿川泰子など多くの著名人が訪ねて来たようで、十数枚の写真が額縁に入れて立て掛けてある。天井には古めかしいランプ(照明)が吊り下げられているが、昔、人気レストランだった水車に有った物らしい。

 カウンターにつくと、揉み上げがルパン三世っぽく、ヘアスタイルは60年代のリーゼントっぽい、今風の表現を遣うと「イケメン」のマスターが黙って珈琲をたてていた。当時、マスターが45歳の頃だった。

 珈琲の豆を挽き、立てる間は全く口を開かず無言となり、店内が一瞬にして沈黙の世界に変わってしまう。どんなに話しかけても、新たにお客が入って来ようとも、全く耳を傾けず微動だにしないマスター。

 客の一人が唐突に「砂糖有りますか?」とマスターに尋ねた。・・・間髪を入れずマスターが「質の悪い黒く焦げた珈琲豆のごたっとには、砂糖やミルは入れるとですが、琥珀色に済んだ当店の珈琲を見てみなはらんですか。そぎゃんとは使わんとですたい。」と一喝してしまった。

 顔が引き攣り気味の客だったが、一口目を飲みんだ時に驚愕を隠しきれない表情となり「これ、旨いですね!凄い凄い。色が薄いので味が無いと思ったら・・・これって珈琲ですよね!?・・・初めての体験ですよ。これは癖になりそう。」・・・暫くしてその客が恐る恐る口を開いた。「あのお、マスター。あと1杯頂けますか!?」と。

 ちなみに、1杯目は必ず写真上のカップ(青ナマコ)で出されてくる。そして2杯目は別のカップ(赤ナマコ)で出されてくるのだ。

琥珀色の珈琲の想い出・・・

 琥珀色の済んだ珈琲に、初めての人は皆驚きの色を隠しきれない。・・・筆者もそうであった。単に焙煎だけが浅いのかと思っていたのだが、珈琲豆と水との拘りがこの店を47年支えているのかと思うと、筆者の蘊蓄だけでは全てを語りきれないので、実際に足をお運び頂き、この摩訶不思議な琥珀色の珈琲をお飲み頂ければと思う次第。

 胃腸が弱い人でも、お勧めの逸品!!・・・毎日午前11時から午後11時まで営業している珈琲アローだが、店内に引き込まれるような甘い香りを放つ生花をさりげなくディスプレイしている。・・・お洒落な八井巌マスターの粋な計らいでもある。


登録2011/08/16 10:38:58  更新2011/08/16 10:56:39