陶祖李参平碑


 1592年〜1598年、韓国に出兵していた鍋島直茂が帰国するとき、韓国の陶工たちを日本に連れて帰って来たのですが、有田陶工の祖と言われる李参平(りさんぺい)はその中の一人で、1616年に泉山で白磁鉱を発見し、日本で初めて磁器を焼くことに成功したのです。
 それから領内の陶工たちが有田に集まり、焼き物の製作するようになりました。この碑は陶山神社左奥の石段を昇って行った小高い山の頂上に建てられています(有田焼創業300年記念として大正6年に建立)。碑の裏側の文章の一部に、李参平を「・・・大恩人・・・」と書かれている文言が印象的で、近頃、日韓友好のキーワードになるのではないかと力説するジャーナリストの声を耳にします・・・全くその通りだと思います。







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